『子供の学力、所得・親の学歴に比例』の記事を見ながら「今何してんすか?」に答えましょう。


 

世界一周の旅を終え、帰国後会う人に、

「今何してるんですか?」

と聞かれることがほんと多くなった。

 

逐一説明するのもなんだか恥ずかしいなーと思ってたら、、、

子供の学力、所得・親の学歴に比例

というタイトルの記事が日経新聞にあがっていた。

 

おう。これが答えです。

 

 

有料版なので読めない人もいるでしょうから、ざっくり要約すると

1、全国の保護者4万人にアンケートした。
2、所得と学歴を「家庭の社会的経済拝啓(SES)」と定義し、4つの階層に分けた。
3、SES最下位層の子が、1日に3時間以上勉強して獲得する学力の平均値は、SES最上位層で「まったく勉強しない子」の学力を、有意に下回った。
4、全国標本調査で研究発表したのは今回が初。

「教育の成果の一つである学力にはSESが強い影響を与える」

と結んである。

 

つまり、親が貧乏だと勉強してもまぁ無駄だよ。

と誰しもが薄々感じていたことが、ガツーンとデータになって出てきた。

なんとも夢がない笑

でも、それが現実。

 

記事内には、統計的平均値による分析なので、不利な環境にも関わらず努力によって克服できるケースが全くないわけではないと付言しているが、要はレアなケースであって、

結局は親の学歴と、年収で子の学力が決まるというデータが日本で初めて表に出たってことですよね。

それを言っちゃあおしまいよ的なやつです。

私ごとですが、父親高卒・母親中卒・姉妹が高卒の家なのに大学に行かせていただいたというのは、
それはそれで感謝ですが、今日はそんなことが言いたいわけではない。

 

ほぼ100%の識字率や、50%を超える大学進学率を考えると、

日本の公教育は、想定より完成しすぎたと思っております。

的な記事は以前書いた。

※なお、日本は大学に行く人多いっていうけど、先進国内で比べるとまだまだ低い水準でございます。

でもまぁ、進学率高い国のほとんどは、大学無料か、無料に近いとこが多いけどね。

 

大学の学費が年間100万近くかかることを考えれば、一億総中流の我が国の公教育は大成功でしょう。

じゃあ今後は?

 

4万人のデータを取ったわけではなく、自分の身の回りで見る所詮数千人の感覚的なサンプルからくる思いなんだが、

SESが上の家庭に生まれて、いわゆるイイ大学に行ったにも関わらず、

他国の同級生と比べると日本の大学生は明らかに見劣りするなと。

何に関して見劣りするか?

 

国益に資するかどうかですよ。

 

どういうこと?

2015年4月~6月のGDP速報だけど、アベノミクスで株価が上がったとか、

景気が良くなったとかいっているが、結局はマイナス成長。
(GDPが成長率を図るうえで、有効かどうかの議論はまぁまた今度ね)

 

トヨタが過去最高益って言っているけど、

円安の効果と、海外需要がけん引している。

特に海外売上比率の高い企業のここ1・2年の成長率は好景気の感ですね。

 

だいぶ乱暴に言ってしまうと、国内市場がシュリンクしていて、

それでもなお成長。いや、今と同じ生活水準を維持したいなら、

外貨を稼いでこれる企業が多くならないといけないし、

そういう個人がたくさんいないと、国の成長は止まっちゃうんだよね。(今既に成長してないっていう突っ込みは我慢してください)

 

 

そう考えると、日本の高学歴層の多くが、なんと弱く。将来期待できないことか。

いわゆるいい大学にいく子のほとんどが、内需型の「安定した」大企業ばかりを志望していたり、

外貨を稼ぐという観点でいえば、

言語の面からも、ストレス耐性などの環境耐性も、

EQに関しても、他国の同世代より劣るでしょう。

いや、劣る人が相対的に多いでしょう。

 

もちろん、国外に出る必要がないまま、今の生活を享受できた日本経済の成長に感謝なんですけど、

やっぱりこれじゃいかんよなと。

 

ここをなんとかしたいよねーと思いながら、

帰国して今の会社に入社を決めたようなそんな気分です。

 

「塾とか、予備校なんてめちゃくちゃ内需のパイ争いじゃないっすか?」

そうなんだよ。

 

でもね、予備校って、SESが高くて今後の日本を担うであろう人が最も多く集まってくるのは事実なんだよね。

先のお茶ノ水大学の研究から漏れるような、海外に生まれ育って、

当初から日本の教育レールに乗らない上位数%の日本人を除けば、

ほぼすべての優秀だと言われる子が、予備校に属して、

難関大学に合格したあとに、、、

遊ぶ・・・笑

 

誤解を恐れずに言えば、

マーチなんてやれば誰でも受かるくらいのレベルの低い大学なのに、
(合格しないのは学習量と効率が悪いだけ)

そこを目指した受験時期より、今の方が何かに熱中する時間の少ない大学生のなんと多いことか。

 

バイトとサークルと恋など、外貨を稼げない。または稼ぐ素養を身に着けるにはおよそ遠回りだと言わざるを得ないことに費やす時間は多いんだけどね。

 

 

大学合格後に、社会に出るまでの時間。

そこを有効に使う。

 

具体的に言えば、

ぐにゃぐにゃした異文化に触れる体験。

グローバルであることが正義だとは思わないけど、

グローバルな世界の一端に触れて、自分で判断する機会を設けるだけでだいぶ違うだろう。とね。

それも、グローバル志向ではない人に、その選択肢を提示してあげたい。
(志向する人は俺に触れなくても勝手に外を見てくるでしょ)

 

その道筋を作ってあげたくて、わざわざ日本に戻って、

起業するでもなく、それをひっそりとやりだした大規模な教育機関(学習機関)に属したんだよなー。

と、初心を思い出す記事でした。

 

今すぐやりたいけど、できないのは自分の能力足らずですし、

社会のインパクトを考えて、自分で起業するわけでもなく組織に属したわけですから、

そのプロトコル内で、結果を出し、タクトを振れるようにならないと、

なんのために帰国したんだかねと。

 

諸先輩に相談すると、

「スピード遅いんだから起業した方が早い」とか、

「既にそういうことをメインの業態にしている組織にいくべき」

とお叱りを受けるんだが、

10人・20人を変えてもね。

と、1人も変えられないのに夢想する日々w

 

ということで、

「今何してんの?」

と聞かれたら、前職で関わった人には申し訳ないのだが、

今は予備校で働いている時間が長いです。

が答えです。

 

うーん。まじ情けない。

というコンプレックスがきっとまた花開くでしょ。

咲く前に枯れないように、雪が降る前になんとかしましょ。