イースター島を考える。


 

「あ」と言えば、「うん」と返す。

「つー」と言えば、「かー」。

「世界一周しました」と言えば、「どこがよかったですか?」

と聞かれる日々でございます。

 

 

よくよく考えたら、どこがいいかって言うのがあまりなく、

なんか毎日を生きることに精一杯でした。

 

がしかし、ふとどこが印象深かったかと言えば、

やっぱりイースター島ですかね。

てことで、なぜか今更振り返りと共有を。

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イースター島。

皆さんご存知モアイが沢山いるんですよ。

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行く前の私の知識は、

なぜかモアイを作っていて、突然変異で急に島中の人が消えた。

モアイ製造途中で消えた形跡もある、

世界7大ミステリー的な場所をイメージしておりました。

 

行ってみて確認したんだが、、、

全然違う笑

 

 

 

 

歴史をざっくり振り返ります。

中国大陸で民族移動があり、そのあおりを受けて、台湾に住んでたとある民族がイースター島へ移住。
(移住なのか、命からがら流れ着いたのかは不明)

 

モアイ信仰がはじまる

→モアイ作成のために、木を切りすぎて災害が起きまくる。

→人口も増えるし、2大部族は仲が悪いし、、、しょうがないから部族間でモアイ倒し戦争勃発
(18世紀までモアイ作ってたってすごいよね?フランス革命で人権を〜って言ってるときにモアイ作ってるんだよ)

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→モアイ信仰は廃れて、鳥人儀礼信仰(人を食うカニバリズムの流行)

→西洋との邂逅

→なう。

 

こんな感じでしょうか。

現地では、レンタルバイクを借りて島を一周回ったりとかしてたんですが、、

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実際現地の生活は、ほんと現代的でWi-Fiが遅い以外は、他の国と変わらない。

でもね、行って、感じたこととしては、

 

 

1、 島の「色」が本当に少ない。

空の青

海の青

木の緑

土の赤茶色。

しかない。大げさではなくほんと。

旅で一番感動したかもしれない。

 

その反面、彼らがカラフルな服を着たがる理由がすこし分かった気がする。

 

 

2、 自然と、人間が住む場所の境界線がないところが多い。

どういうことか?

 

江ノ島でも、高尾山でも、近くの自然に思いを馳せてください。

こっからが道で、さぁこっからが山ですよ!みたいな境界線があるでしょ?

それがないんですよ。

歩いていたら、急に岩が出てくるとか、急に砂漠があるとか、急に海だったり。

野良牛や野良馬の死体が風化して白骨として転がってたり。

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もちろん、人間が住んでいるところは、入り江があったり、サーフィンしているメンズもいたけども、境界線がない自然ていうのを初めて見て感動。

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色がないこと。自然の分け目がないことの2点が他の国にないことだったので、スゴく印象的だったんだが、

 

そもそも彼らはなんでなんでモアイを信じたんだろうか?

 

歴史的に、証拠があるわけじゃなく、

勝手な想像ですが、

 

何かを信じなきゃやってられないよあの島は!!!笑

 

一時期ソウみたいなホラー映画が流行った時期があったでしょう?

人間は極限状況におかれるとなにをするかわからないってやつ。

 

最寄りの島が数1000キロ離れていている上に、

かつて住んでいた場所を追い出されて定住した島。

 

思うに、意図してこの島についたんじゃないと思うんだよね。

なんかのトラブルで流れ着いたんだと思う。

戻れる距離ではないという絶望。

 

一日もあれば十分にまわれる島。

 

まだ東京で消耗しているの?

田舎は日々の変化が豊富だよ!なんて、都会に住んでいる(た)やつの戯言。

 

ほんとうに何もないところに来ると、なにもない。

好奇心が満たされない恐怖。

だって、3日で世界の全部を知れちゃうんだよ?

4日目何をするの?

 

全てのものが「既知」になったら、

もう得体の知れない何かを信じるしかないよ。

 

 

もちろん、それがなぜモアイに結びついたのかはわからないが、

文明社会からしたら荒唐無稽に感じるそれが、確かにイースター島にはあった。

思いだすと、ゾッとする。

もし、飛行機がうまく飛ばなかったら・・・。

 

 

のんびりするにはいいけども、異国というよりなんだか違う星にいる。

そんな感じがする島でした。

 

帰国して、実は以前と同じような店舗業務をやるようになった。

まさかですよね笑

一度だけじゃなくて、何度も日本の頂点を見た「既知」の業務。

次に繋がるんだと自分に言い聞かせ、モアイ像を彫る。

 

かじさんぽ@錦糸町