【かじさんぽ16】アイディアに価値はない。 〜路上パフォーマンスでお金をもらう君を見て。〜


 

結論:アイディアを実行し、維持できるかどうかにこそ価値がある。

 

世界中を旅していて、毎日が初体験の連続です。

それはそれで面白いのですが、意外に疲れてきた今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

 

ニューヨークでも、南米でも、イギリスでも、スペインでも、フランスでも、

路上で生計を立てている人をよくみかけます。

 

その中に混じって、たまーーに、日本人を見かけます。

まぁほとんど、ギター1本で、日銭を稼ぐ人が多いんだが、

 

ロンドンでは、路上でブレイクダンスする日本人にも会った。
異国の地にて、同じ国籍の人を見かければ、助けたくなるし、話しかけたくなるくらいのアイデンティティは持っている、中道右派を気取る梶原です。
DSC_0726

この人たちのクオリティは結構高かったよ。びっくり。

 

 

路上ライブから、敏腕プロデューサーに目をつけられて、そこから這い上がる。

おーアメリカンドリーム。

みたいな、ハリウッドストーリーを期待しているんでしょう?

 

と思ったら、話をしてみたらほとんどの人がそうじゃない。

 

(でも、たまプラーザのシェアハウスでたまたまご近所さんだった彼がこのレベルのダンスをするスゴい人だったこともあり、僕にはわからない世界ではあるんだが。
てかなに今日スイスで大会あるの?明後日いくよ・・・笑)

 

話を戻そう。

ペルーのプーノで知り合ったその男の子とは、お金がないそうなので、

ご飯をごちそうしてあげた。

(ていうか初対面なのに、「なにかごちそうしてくれませんか?」とストレートに聞いてきた彼に戸惑いを隠せなかった俺がいる・・・)

 

彼は、旅をしながら路上ライブで金を稼ぎ、音楽と何かを組み合わせて起業をしたくて、今アイディアを貯めているところだそうだ。

いくつかプレゼンされたんだが全然覚えてない笑

薄っぺらかったのだけは覚えている。

 

 

ふと考える。

アイディアなんて、乱暴に言ってしまえば、

既存のAと既存のBの組み合わせに終わることが多い。

特に海外にいれば、タイムマシーン経営よろしく。

日本のこれを、この国に持ってくれば流行るな!

というのと、

 

海外のこれを、日本に持ってくれば流行るな!

なんてアイディアはいっぱい思いつく。

 

そうそう、一番びっくりしたのが、

彼は、自分で現場には出ないそうだ。

なんと、音楽を軸にしてアイディアを売ったり、

人と人とを繋げることで生計を立てたいらしい。

 

青天の霹靂。

そんなアイディアがあったのかーー!

・・・なんて1ミリも思わない。笑

 

所変わって、スペインのアンダルシア地方(最後までイスラム国家が残っていたが、15世紀以降は完全にキリスト社会になり、今はスペインはほぼカトリックです)にて、

アラビア語で名前を書いてくれるサービスがあった。

アラビア語ってこんな感じ。
Greeting

これで自分の名前を書いてくれるってなったらちょっとテンション上がらない?笑

 

彼はこれで生計を立てているそうだ。

1枚1ユーロ。

まぁ130円くらいだし、旅のネタにもいいでしょう。

 

1日50−100枚ほど売れるそうです。(本当か?差がありすぎだろと思ったり笑)

 

失業率が30%近いスペインで。

大学卒の新卒で初任給900ユーロ=約12万円のスペインで、

仮に50枚売れて20日稼働だと1000ユーロだから、大卒の月収を余裕で超える。

うん、有言実行。

 

NewsPicksかなにかで、

今シリコンバレーの界隈では、アイディアにこそ価値があるって記事があった。

 

アイディアの時点で、投資家にプレゼンをし、

そこで資金を得てから具現化をするというのがオーソドックスなようで、

アイディアから、具現化までに時間を掛けているとその時間で、

同業他社が先に作ってしまうから可能性がある。

だから、具現化する前にアイディア持ってこい!

アイディアにこそ価値がる!みたいな、ことらしい。

 

でもこれってさ、何かで一角の成功を収めればこそ

アイディアにも価値があるもんだと思うよ。

 

もっと突き詰めると、

何のアイディアかではなく、誰のアイディアかという属人的な要素が強い。
(良質なアイディアであるという蓋然性の高さという意味で)

人と人とを繋げることで価値を見いだすなんて、1泊1000円の宿を高級と轟々する経験値の日本人がどうやって出すのよ。。

 

梶原も、海外で旅をしてきて起業するんですよね?と聞かれることがたまにあるが、

全くその気はありません。

やりたいことはおぼろげながら固まりました。

 

この世に全く存在しないものなら自分でやろうかとも思うのですが、

 

水面下で既にそれに着手しているところがありました。

現在は、0から自分でやるより、そこに飛び込んでいった方が自分のためにも社会のためにも絶対にいいという結論になっています。

 

海外に出て、アイディアを語る人にたまに出くわすが・・・じゃあ今すぐ帰国してやれよ!と。

そして、それを維持し続ける情熱を持てるんだな?とふと考える。

 

国籍を問わず、宿で一緒になった人に、

「なんで旅をしているのーー?」

と聞くことが多いのですが、

日本人で明確に答えられる人の少なさにびっくりしております。

(短期旅行者はみんな明確な回答が返ってきますね)

(海外の人は、不景気でやることないから長期の観光だと豪語するやつも多かったです)

 

旅に目標を作るかどうかなんてその人の勝手ですが、

「じゃあ観光なんですねー」

と話題をふると、目くじら立てて

「いや、観光じゃなくて旅なんですよ!」と。

そう言われても、その違いってなんですかい笑

 

僕の目的?

タイトルにありますよ。

さんぽ。

 

 

どこの景色を見ても、目の前には現実しかない。

彼らはいつ現実の存在に気づくんだろうか。

(俺もか笑)

 

あぁ、そうか。

だから日本の電車はよく止まっちゃうのか。

 

そんなことを、日照時間が長いスペインにて思う。

かじさんぽ@バルセロナ(スペイン)