今月読んだ本を斜めから考える 〜テーマ:グローバル人材とお金〜


 

さて、12月ですね。

11月は個人的には人生の激動でした。

12月と言えば!クリスマスにイルミネーション!みたいなことは特になく、

ただただ、1ドル120円て、そりゃやり過ぎだろうと思っている次第であります。
(ドルベースの資産や株式は増えているけども、今度旅を考えている僕的にはあいたたた)

 

 

さて、実は毎月結構な数の本を読みまして、これわ!と思うものをブログで紹介したりするんですが、

1冊を細かく書くよりは、まとめて数冊ご紹介。

 

11月は

「グローバル人材」

がテーマでした。

※なお、よっぽど感銘を受けた本じゃないと手元に保存しておかないので、読みたい人には貸しますor差し上げますので連絡してみてください。

 

『「世界標準」の仕事術』 キャメル・ヤマモト

グローバル化とは先進国のミドルクラスが新興国のミドルクラス並みに貧しくなるプロセスである。と危機感を煽っておいて本題に入る。

まぁ、煽るというより、Amazonの倉庫での仕分けロボットも流行ってますし。

今の仕事のほとんどは10年後にはないんでしょう。

 

そういった背景を踏まえて、長期的に見て、グローバル人材を多く輩出する必要があるんだけども、

それは英語力とイコールではないよ。発進力とマインドを変えましょう。

変える方法として、リーダーシップ・時間術・交渉術をいかに身につけるかに項を割き、

10年後のために今からやるべき事をまとめた本。

 

個人的には、キャリアの敷衍の仕方で

①小さくとも専門性を磨く→
②異なる地域や事業でその専門性の応用範囲を広げる→
③専門性をテコにマネジメントやリーダーシップを磨く→
④50歳前後で本人のポテンシャルが開花

という長期的な考えはストンと肚落ち。

 

企業に属する人生を選ぶならこれもありだし、今やっと自分も②の段階にいるのかなとも思う。

 

おすすめの読者:グローバル人材を志す30歳くらいまでの会社員。

大企業で福利厚生がとか、日系資本を食い合うビジネスに身を置き、それに危機感を感じない人には余りおすすめできない本ですね。(現状認識にページ数が割かれていないのでそもそも、10年後も同じ生活をしていると信じている、公務員志望の人には言っている意味がわからないでしょう)

個人的には好きな内容ですが、コンサルの人の文章って読みにくいよね。

 

 

『英語だけができる残念な人々』 宋 文州

「バカほど、英語に依存する。」

「日本には英語だけできる残念な人々と英語ができずになんとなく焦っている人々があふれている。」

このような主張を色々な具体例を出しつつ「ほらな?」と伝えてくれる本。

 

グローバル化は徹底したローカル化の積み重ねであり、

英語ができる云々は関係ない。

↑グローバル人材になるんだ的、本を書く人の主張はだいたいこの結論に行き着くなと。

逆に自身がグローバル化できていない人ほど英語の重要性を誇張する嫌いにあるね。

(※グローバルエリートを志向する場合は当然高度な英語力を鍛える必要はあるだろう。)

 

時折見せる下ねたが、的確じゃなさ過ぎて笑ってしまう。

 

個人的には、

給料=評価が世界の当たり前という項で、ちょっと納得。

今100円もらってたとしても、100円で次の仕事がある訳ではない。

 

例えば、僕であれば予備校の店舗ビジネスでの転職であれば120円を求めて良いのだろうが、

他の事業であれば80円になって然るべき。

でもまぁ80円になってまで仕事を変えるほどの強い動機があるかも要チェック。

 

また、入社3年目で会社を変えようとするな。という項も過去に想いを馳せる。

会社を良い方向に変えよう変えようと思っていたが、変える義務も権利も権力もないならば、固執してた自分て何だったんだろうと。あ、僕の場合は変える人材だと周りに認められてなかったというのもあるね。
(でもまぁ会社に尋常じゃない当事者意識をぶつけて働き続けた経験はどっかで活きるでしょ。)

 

ただ、読み違えちゃいけない。

たしかに、グローバル化はローカル化の積み重ねだし、高度な英語力はいらないけれども・・・そうはいっても、英語力は重要。

英語力が必要だと感じないほど身に着けたら、あとはローカル化に専心しろというメッセージでしょこの本は。読み違え厳禁ですね。

 

おすすめの読者:全ての人。特に世界にでていないのに英語やらなきゃと焦っている人には最適。

文章も軽いので1−2時間で読めますよ。

 

 

 

『180日でグローバル人材になる方法』 天野 雅晴

前2冊の「英語よりも発信力だろ」というスタンスとは違い、

英語力は当然のこと、

グローバルエリートのネットワークに入るためにはどうしたらいいのか?

という内容。

 

田村耕太郎さんがアジアへのシフトを説く中で北米留学の効果的なやり方について言及。
(と言っても2012年の本なので、著者も今はアジアにシフトチェンジしているかもしれないが)

 

個人的には、著書の主張とは関係のない、kanade理論の説明が面白かったです。
(英語力はある程度上がると、周りも気を使ってくれなくなるので、一度のミスが命取りになる。その意味では一度役に立たなくなる。話せるので不利益を被る。という論)

 

おすすめの読者:総合商社など日本を代表する企業に勤める人間が、外国に根ざして本気でビジネスしたい。

または、そういった事を考えなければ生き残れない企業の人事。

またははは、そういった企業に就職しようと思う学生諸君。

 

日本ローカルでビジネスを営む大多数の人にはあまり関係ない内容。

 

 

 

『投資家が「お金」よりも大切にしていること』 藤野 英人

 

お金ってなんだろう。と真摯に向き合った著者が書いた本。

節々に虚業だと揶揄された悔しさがうかがえる(ような気がする)。

でも、日本てお金の話になるとほんとタブー感がありすぎて不思議。(と思えるようになったのも外を知れたからなのかもしれないが)

いつか、著者のような思いをもったマネー教育を学生向けにやりたいなと思った次第であります。

 

おすすめの読者:学生

何はなくとも学生。あとは若手社会人。NPOを志している人。

お金は生き方に関わって来る部分なので真摯に考えよう。

 

余談になりますが、

願わくば志もなく、ブランド名で人生を捨てるような就職はしてほしくないものです。

または、イケてるベンチャーに搾取される事なき人生を期待したいです。

とまぁいずれにせよこんなこと言っているが私は、藤野さんのように達観してないのでまだまだです。

 

 

 

『お金持ちになれる黄金の羽の拾い方2015』 橘玲

私の「お金観」を作り出してくれた方の最新巻。

「国家は神聖なものでも、崇拝や愛情の対象でもなく、人生を最適設計するための道具だ。」

 

私は今、「会社」にも同じ感情を抱いています。

滅私奉公になることなく、会社すらも自分の人生を最適設計するために道具だというスタンスをもち、

それを上長に悟られない生き方がやっぱりしっくりくるな。(以前は悟られても関係ないというスタンスでしたがさすがに悟られたら気分を害するなと気を使えるほど大人にはなれた。・・・だったら記事に書くなよって感じですが。)

 

個人的には、

「今」稼げる会社に属しつつ、余暇を作れる程に成熟した自分をもって、

他からもキャッシュを稼ぎ、真に自由な人生を生きることを、40歳までに達成するのか。

 

いやいや、そこまで世の中甘くないので「先」を見据えた会社に属し、5年−10年後も「国がどうなっても生きていけるスキルを身につけるのか。

いまその分岐点でございます。

 

おすすめの読者:全ての成人

一度読んでみてください。人生で、人に勧めることのできる本が限られるならば、

間違いなくTOP3に入ります。

こういう生き方もあるんだぞと。

(もちろん、この本がすべてではなく。あくまでこういう考え方もあるんだぞ程度で。)

 

また、新しい生き方なんて興味なくとも、

不動産・年金・保険・宝くじの「現実」を知りたい場合は一読しておくとオススメでございます。

僕が、年金はちゃんとおさめてますが、不動産を日本に買わずに、保険に一切入らない理由がお分かりいただけると思います。

 

ということでさきほど年末ジャンボ宝くじを1枚だけ買いました。

年明けには億万長者になっているので、皆さんになんかおごってあげるよ・・・笑