予備校講師の市場価値 〜そのスキルは転職市場で価値があるのか?〜


 

結論:ない。

 

先日、映画有名俳優と希少な大自然どっちが市場価値が高い?的な記事を書きました。

 

今日は、予備校の先生って偉そうにしているけど、市場価値はあるのかな?

っていう話題。

 

 

当たり前ですが、東進の林先生や安河内先生のように、

「予備校の先生」

としてではなく、

「一人の個人」

として市場価値が高い有名人は除きます。

 

というのも、先日とある高校生に

「私、将来予備校の先生になりたいんですけど・・・」と相談されまして。

 

無下に彼女の将来を否定するつもりはないが、でも諸手を上げて賛成できない自分もいて・・・。

まぁ事実は事実として捉えておきつつ、それでもやりたいならがんばれ!という話ししかできない

そんな私がいました。

ですので今日はその事実を考えてみよう。

 

高校生の皆さんは、「家庭」「学校」「部活」「バイト」でほとんど毎日が過ぎていくでしょう。

そして、皆さんの生活上の登場人物は、

ほとんどの場合「親」「私」「先生」だけのことでしょう。

 

毎日忙しい気がするけど、「面識のない他人」が介入してくるケースが非常に少ないのです。

 

それだけに、「先生」って聞くとなんかえらそうに聞こえちゃうし、偉い人だと思ってしまうかもしれないが、実はそんなことないっすよ。

※自分より歳が上というだけで、きっと自分の知らない何かを経験しているだろうからその意味では尊敬しましょう。(「尊敬しましょう」っていう文章もなんだかおかしいね。笑)

 

人の「価値」は定量化できないので、まぁ転職市場での価値に置き換えてみると、

いろんなファクターがあるとは思うのだが、

「希少性」はその価値を決める際に、重要な部分を占める。

 

余人を持って変え難いかどうか。

 

私にとっては唯一無二のいい先生なんです!

と言われても、

残念ながら高校生の約半分が大学に行くという日本の状況を考えると。

 

レベルを気にしなければ、それの経験者が多いということですね。

そう考えるとおよそ、人にモノを教えるという職種の中で、

「いわゆる学習塾」の先生ほど数が多い職業もないでしょう。

 

希少性全くのゼロです。

 

市場原理から考えると、人に教えるという業種の中で最も低賃金でもしょうがない職業です。

もちろんその仕事をしながら、ポータブルスキル(市場汎用性の高いスキル)を身につければ、ある程度のジョブチェンジは可能でしょう。

ただそれも、若手(20代までかな)と。

 

30代を超えると未経験の業界が君をほしがるとは到底思えない。

もちろん、同業(教育業)の中での転職は多いにあるでしょう。

 

じゃあ、市場は今後どうなっていくのか?

結論:わかんない。

 

全体としてパイは減るだろうが、

市場価値がない=希少性がない=逆に言えば誰でも参入できる。

ということでもある。

つまり、「全然大したことない人」がめちゃめちゃ多いのも教育業界の特徴。

 

なので、パイが減ったとしても、コンテンツに優位性があればもちろん、シェアを上げていけばいいだけで、

衣食住の次くらいに重要なものとして教育があるようなので(一部アジアの国には「教育」に最も重きを置く国もあるくらいですし)、コンテンツを輸出すればいいだけの話し。

 

だから、教育ビジネスを展開している人はそんなに困らないかもしれないけど、

日本で学習塾を展開している人は結構困るだろうし、

その学習塾という箱で働く予備校講師(塾の先生)の市場価値が上がる事はないでしょう。

 

 

ん?ご存知のように、私も生活の糧のほとんどを塾の先生として得ています。

たまーに高校生や大学生に「先生はこんなとこにいる人じゃないよ」と言われますが、

さすがにもう喜んだりしません。

 

いいですか。私は君たちが「こんなとこ」と思う所にいる人間ですし、

こんなとこにしかいけない人間なんです。

過大評価してくれるなよ。

 

 

ただやり方を変えれば、

君たちが「こんなとこじゃないと思う所」へ行けている人たちよりも、

多くの金を稼ぎ、時間の融通を利かせて、自由に生きる事だってできるわけですよね。

もちろんまだまだ全然ですが・・・。

 

そう考えると、結局のところ、職種なんてどうでもよく、

「市場価値」なんてものはどうでもよくて、

市場価値がないならば、自分で市場を作ればいいだけ。

働き方は自分の努力とやり方次第でいくらでも変えられるってことですなー。

 

だから、難しい事考えずに自分が面白そうだなーと思う事をとりあえずやってみたら?

というのが今日の結論。

 

※なお、私は予備校で講義をするわけではないので、「先生」ではありません。

ただの事務員のおっさんですので、「先生」よりもっと、市場価値の低い人間でございます。